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【引退のご報告/浦田理恵より】
【引退のご報告/浦田理恵より】
いつも応援してくださる皆様へ
いつも応援いただきありがとうございます。
シーズアスリート浦田理恵です。
シーズアスリートに加入して13年、競技人生の大半を
AHCGの皆様に支えていただき、過ごすことができました。
加入当初の2008年北京パラリンピックでは惨敗し、
「もっと強くなりたい」
「金メダル獲りたい!」
という一心のみで
当時の私は、何の為に競技をし
何故、金メダルを目指しているのか、
そのようなことを考える力も乏しく、
ただただ上を目指す為の日々でした。
私がシーズアスリートに加入した当時、
アスリートとしての活動を社会に理解してもらうことは
まだまだ難しい時代でしたが、
シーズアスリートという恵まれた環境で
安心して競技に打ち込むことができ、
飛躍的に力を伸ばすことができました。
また競技と向き合う姿勢にも、大きな変化がありました。
それは
「目的を明確にする」
ということと、
「責任を持つ」
ということです。
日頃からの温かい応援、大会結果を
自分のことのように喜んでくれたり、
悔しがってくれる皆様の存在に、
一体感を感じることがとても嬉しく、
力を沢山貰うことができました。
この感覚が、日々の練習や生活面においても、そして
厳しいゲーム展開や苦しい状況でも「耐える力」を養ってくれました。
時に、思い通りの結果が出ずに妥協し、
心まで落ちてしまいそうな時もありましたが、
いただいているこの時間も無駄にはできないと
応援の力が「ベストを尽くす!」という気持ちに変換してくれました。
長きにわたり、選手活動を支えていただき、
ありがとうございました。
今後はシーズアスリートの一員として、
ゴールボール代表チームのシニアアドバイザーとして
後進の育成に注力しながら、
講演会や競技体験を通じて子ども達が夢を描ける社会づくり、
共生社会の実現に向けて自分ができることを精一杯頑張って参ります。
セカンドステージの浦田も
応援いただけましたらとても嬉しいです。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
2022年3月31日
シーズアスリート 浦田理恵